きっと日本では、100人中1人もいないかもしれない私の変わった朝のルーティーンをご紹介します。
「聖書の箇所を読むこと」です。
きっかけとなった背景
最初に私が暮らしていたアメリカは「バイブルベルト」と呼ばれるエリア。
ざっくりというと、アメリカ南部や一部中西部のこの辺。
この辺のエリアには、あちこちに教会があり、そこで暮らす人たちの多くはどこかしらの教会に所属し、教会というコミュニティーを中心にみんなで分かち合うという生活が見られました。 集うみんなが1つの家族のような感覚。
宗教的な集会というだけでなく、ピクニックがあったり、サマーキャンプがあれば、
移民や外国人のための英語教室も開催されてました。
みんなでみんなを助け合う場所という感じで、教会という存在を忘れる。
私が通っていた現地の学校もミッションスクールで、チャペルの時間があったり、寮生活では、Devotion(ディボーション:聖書を読み考え、神との交わりの時間のこと)もありました。
日本に帰国してからは、そういった習慣や繋がりもなく、日々意識する指針や学びのようなものもなくなった。すごく空っぽになった感じがした。
あの頃のような感覚探しの旅
なにが、あの時の感覚の懐かしさを感じるのかわからず、とりあえず身近にできそうなあの時っぽさを日常に取り入れてみることにした。
聖書通読を始めてみた。
結果、すぐ挫折した。読んでもわからないことだらけだった。
そこで、実際に「教会」という場所に行ってみることにした。
聴いたことある賛美に少し懐かしさが蘇ってきたものの、何かがすごく違う。
アメリカの教会と比べて、お堅いというか、身近なコミュニティーというよりも「宗教団体」という感じが重々しくあって、即行かなくなった。
クリスマスプレゼンにもらった1冊の本
クリスマスプレゼントにいただいた本が、毎日読むことになるとは想像もしていなかった。
本棚にずっと置いたままで、忘れていたその本の存在。
「日本に帰ってきて英語を使う機会も減ったし、洋書でも読むようにしよう!」と思っていた。そこで初めてこの洋書を開くことになった。
この本は「感謝の気持ちをがもつパワー」をテーマに、毎日どんなに一日であろうとも感謝のある生き方に焦点をあててある。
365日、1日1ページ、短い聖書の箇所とそれに関連するストーリーが書かれている本なので、5分もあれば読めるようなもの。
毎朝、朝食前に1ページ読むようにしているっていうのが私の朝の習慣です。
このルーティーンを朝行う意味とは?
ちょっと場面は更に遠い昔になりますが、私、小学校の頃の「朝礼」の話結構好きだったんですよね。
その時の朝礼とは、「連絡事項」というよりも、先生が日々感じたことや挑戦していることなどの話、考えていることなど大人の先生でも頑張っているんだと感じる何かが面白かったし、学びだった。
まさに、私のこの朝のルーティーンも「一人朝礼」みたいなもんです。
読んで学びがあって、それを意識しながら過ごすことができるから。
そうか、懐かしい感覚の発端は、もしかして小学校の頃の朝礼にも関係していたのかもしれないと気づいたのでした。
みなさんが行なっている朝のルーティンは、きっかけも聞けたら嬉しいな。